長期熟成酒研究会の勉強会は農大グリーンアカデミーで・・・
長期熟成酒研究会の勉強会は東京農大のグリーンアカデミーなどで
開催されました。
講師は、吉澤先生。
吉澤先生はワインがお好きで、フランスのワインショップでシャトーマルゴーを
購入したときの話をして下さいました。
VINTAGEは忘れましたが、古いシャトーマルゴーを購入したいと申し出ると、
近くの喫茶店から紅茶を取り寄せ交渉開始。150万でどうかといわれましたが、
少し高い、もう少し安くしてくれ!というと5大シャトーのどこかのをおまけに
つけるからどうだ?といわれそれに決めたとおっしゃっていました。
吉澤先生が、ドゴール空港を出るときにワインの木箱をどうしても空けて見せろ!
といわれ、とても貴重なVINTAGEなので断る。というと・・・どうしても見せてくれと懇願され・・・しぶしぶ釘で閉じてあった木箱を空けて見せると、見た人が・・・
この人は・・・年(想像するにたぶん1945)のシャトーマルゴーを持っているぞ!と空港中に響き渡る声で言ったそうだ。
会場から拍手が沸き起こり・・・拍手喝采になったそうだ。
そのときのリアクションが今でも忘れられない・・・
日本の税関でも同じように中身を見せたが『ハイ、酒税・・・です(たぶん200円から300円)』でおしまいですって。
その時に文化の差を感じた・・・としみじみおっしゃっていたのが忘れられません。
長期熟成酒研究会の勉強会
1996年か1997年の事でした。
当時、長期熟成酒研究会の勉強会は非常に熱心で
東京農大の吉澤先生を招いて熟成の科学についてや、
ワインの熟成古酒の地位、日本の熟成古酒に対する考え方の差など
非常に幅の広い観点講義を受けました。
酒の栗原さまの地下熟成庫の状況を見て回り
地下熟成庫は地下水がラジエーター効果を発揮し
非常に良い安定した環境があるとの事でした。
シャトーマルゴー1978
この頃の僕はお酒の神様に愛されていたようで
友達の鍋会でシャトーマルゴー1978を御馳走になりました。
その頃は本当に醸造酒ビギナーだったので、
マルゴーの良さに気付くことはありませんでした。
でも、お酒の神様が・・・なぜかワイン会のメンバーに
再度同じヴィンテージのマルゴーを持って越させたのです。
2度目は美味しいと思いました。
そんな色々な経験が、日本酒選びに影響を及ぼしていくんだと思います。
1995マディラの感想
話は変わりますが、長期熟成酒研究会でファンになったのは、
マディラワインにも同様にすばらしいという風に感じるようになりました。
1995テランテスは、テランテス種という品種で神様がけして
食用にすることはしないでワインにするためだけに人類にくれた葡萄と
現地で昔から評されている品種で作られたマディラです。

ヴィンテージ宣言は私の記憶の限り1954年、1877年、1995年と
1世紀に1回ほど。つまり100年に一度のヴィンテージ宣言ですね。
テランテスの持つ酸味は200年たっても若々しい…なんというか、
黒柳さんのようなワインです。重厚で濃厚なのにキレがあって若々しく
プルーンジャムやカラメル用香り、栗の蜂蜜に通じる香りなど、
とにかくこんなお酒に初めて出会いましたし、それは熟成酒として
見習わなければいけない先輩のように思えるお酒でした。
2003年まではクリスティーズや並行輸入業者のリストで見かけましたが
最近はあまり見かけなくなりました。
そもそもなぜ、熟成古酒なのか?その5
長期熟成酒研究会10周年記念のイベントでは200年マディラが試飲に出され、
比較に達磨正宗・昭和54醸造年度酒がテイスティングされました。
正直、このタイミングで過去のブランディーやそれ以前にお正月に父に
勧められて飲んだ貴腐ワインの記憶などが蘇りはじめて日本酒の熟成古酒の
方向性に間違いないと確信した瞬間でした。
それまでは一定の団体にリピートする人間ではなかったのですが、
早速10周年イベントが終わったあと研究会会員になり長期熟成酒研究事務局に
なんども足を運ぶようになりました。
そもそもなぜ、熟成古酒なのか?その4
銀座4丁目日本酒センターの4Fで行われていた、長期熟成酒研究会の
試飲会は人がまばらでした。
その会場にいらっしゃったのが故、本郷信朗理事、元福光屋常務
現顧問の梁井さん、今は事情ではなれてしまっている酒一筋・利守酒造の
利守社長。本郷さんは『この酒はソトロンという物質が入っていてそのソトロンは
カレーにたくさん入っている。』という説明を繰り返していました。
テイスティングには達磨正宗の昭和54醸造年度酒(甘口果実香)や、
木内酒造の月下香があったことは今でも覚えています。
実際にそのときの感想は『なんじゃこりゃ???』みたいなものだったので、
その後研究会の連絡先を聞いて2,3度クレーマーの様に本郷さんに
電話で詰め寄ったのですがすべて、理論的に説得され、まだ納得していない僕を
長期熟成酒研究会結成10周年に誘ってくれました。
そもそもなぜ、熟成古酒なのか?その3
それからというもの、日本酒のうまい酒を探すべく
月10万円を目処に、銀座4丁目の日本酒センター、
有楽町西武さん巡り、こだわった酒屋さんなどを日曜日の日課に
しました。
約一年半もしたころでしょうか?
銀座4丁目の日本酒センターで珍しい…!?運命的な出会いがありました。
その怪しい団体こそ長期熟成酒研究会だったのです。